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2026年物流法改正・完全対策ガイド
― 行政書士の視点で捉えた「5年更新制・CLO義務化・多重下請け是正」の核心 ―
物流の2024年問題を経て、2026年は「規制の本格運用」の年となります。 運送事業者および荷主企業の皆様が、法執行の現場で「知らなかった」では済まされない重要ポイントを、行政書士の視点で再構成しました。
1. 【運送事業】一般貨物「5年更新制」の厳格審査
2019年に導入された更新制は、2025年の法改正を経てさらに厳格な「適格性審査」へと進化しました。
- 対象: 一般貨物自動車運送事業(※霊柩、除雪車等を除く)
- 審査の壁:
- 社会保険の適正加入: 1名でも未加入があれば更新は認められません。
- 財務基準: 「直近3期連続の赤字」や「債務超過」が厳しくチェックされます。解消の見込みがない場合、事業継続の適格性がないと判断されるリスクがあります。
- 行政処分歴: 直近5年間の累積点数が高い場合、更新拒否の対象となり得ます。
2. 【荷主規制】CLO(物流統括管理者)の選任と「過料」リスク
改正物流効率化法により、一定規模以上の荷主に対し、経営陣が物流を統括する体制が義務付けられました。
- 選任対象: 年間の貨物輸送委託量(※自社便を含まない)が9万トン以上の特定荷主。
- プロの視点: 企業単位だけでなく、企業グループ(親会社・子会社)合算での届出が可能なケースもあり、組織構造に合わせた戦略的判断が求められます。
- CLOの適任者: 法律上の「役員等」には執行役員も含まれますが、実務上は登記されている取締役を選任する方が、対外的な信用度や行政への説得力が高まります。
- ペナルティ: 選任や報告の義務に違反した場合、100万円以下の過料(行政罰)が課されます。是正勧告に従わない場合は「企業名の公表」という深刻な経営リスクを負います。
3. 【取引適正化】多重下請けの可視化と「実運送体制管理簿」
運賃の「中抜き」を防止し、実運送者に適切な対価を支払うための新ルールです。
- 実運送体制管理簿(2025年4月〜): 元請だけでなく、下請として運送を再委託するすべての事業者(利用運送事業者含む)に作成義務があります。
- 再委託の適正化(2026年4月〜): 誰が実運送を担っているかを可視化できない状態は、法令違反と見なされます。再委託時には「対価(手数料)」の明示が強く求められます。
4. まとめ:2026年を生き抜くための3つのアクション
今回の法改正は、荷主と運送事業者が「共倒れ」を防ぐための強制的な仕組みです。
- 【棚卸し】 自社(またはグループ全体)の「輸送委託量」を算出し、特定荷主への該当性を判定する。
- 【組織化】 権限を持つ取締役をCLOに選任し、部門横断的な物流改善体制を規程化する。
- 【エビデンス】 5年更新や管理簿作成に備え、運行記録や財務諸表を「いつでも説明できる」状態に整える。
行政書士として、貴社の「物流コンプライアンス」を徹底サポートします。 「過料を回避するための報告書作成」や「更新審査に向けた財務診断」など、実務面でのご不安はいつでもご相談ください。
お気軽に、ご相談・ご依頼くださいませ
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